日本脳炎は、現在の日本でも、感染の可能性がある病気です。
一般に、日本脳炎ウイルスに感染した場合、およそ1000人に1人が日本脳炎を発症し、発症した方の20~40%が亡くなってしまうといわれています。また、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうといわれています。
日本脳炎ウイルスは、豚などが持っており、
現在も、日本や東南アジアで、活動が見られます。
北海道では、予防接種を行う必要がないと予防
図:豚の日本脳炎ウイルス感染状況2000〜2008
日本脳炎は、人間から人間へは伝染せず、ウイルスを持っている豚を刺した蚊が、人間を刺すことで、感染します。
豚は日本脳炎にならないため、放置されているそうですが、人間は予防接種によって、発症者数を劇的に減らしたという経緯があります。
日本脳炎は、予防接種法の接種時期は以下と定められており、北海道以外の地域では、3歳から第一期を開始するよう案内されることが多いと思います。
第1期(3回)初回接種(2回):生後6か月以上90か月未満(標準として3歳)
追加接種(1回):初回接種後おおむね1年後(標準として4歳)
第2期(1回):9歳以上13歳未満(標準として9歳)
3歳未満の子供が西日本において、日本脳炎に感染しているケースは、それなりにありそうですが、発症者に3歳未満の子供が顕著に多いということでもないようなのが、不思議ですね。
日本脳炎発症者の年齢別グラフ(2003-2008)
いずれにしても、感染の可能性の高い地域に住んでいたり、あるいは東南アジアなどに旅行の予定があるような場合、3歳を待たずに接種することは問題ありません。
ただ、0歳では他の予防接種がたくさんあるので、
余裕が出てくる2歳になってから、我が家では打ちました。
接種年齢内であれば、免疫もちゃんとつくようです。