うみうみ
A(後編):
「幸せ」というコトバには、はっきりした定義はなく、
なんとなく本人に取って良いことは、
なんでも幸せと捉えられる場合が多いと思います。
この質問の意図が、「人生で幸せになった状態とは?」
というニュアンスであれば、こんなケースが考えられます。
「人生で幸せになる6つの場合(前編4 〜6 まで)」
4. 今までできなかった何かを達成できた場合
これは正確に言うと、「充実感」というものにあたります。
この充実した感覚を「幸せ」と捉えている人もいます。
もちろんとくに問題はありません。
充実感は、不可能が可能になった!と思えるほどの喜びがあります。
もう過去の自分ではない、新しい自分に生まれ変わったんだ嬉しいと思う人もいるでしょう。
ただし、これは持続性に乏しく、長続きしないのが特徴です。
なので次に達成したいこと、達成すべきことを見つけられないと、低迷期に入ります。
充実したい人と、幸せを味わいたい人の大きな違いは、本人のセルフイメージにあります。
充実したい人は、素の自分から目を背けたく、未来の変化した自分を見ています。
幸せを味わいたい人は、素の自分に満足しており、今の自分のままでもOKであり、
何が私を喜ばせてくれるのか探している状態です。
上記の説明は、一見同じように思えますが、
これはジュースを入れるグラスにヒビが入っている人と、入っていない人の違いです。
ジュースは喜べる出来事であり、グラスは本人自身を意味します。
両方の人は、同じようなことをしてたり目指してたりする場合が多いです。
しかし、その結果どんな感覚になるのか?に違いが生じます。
5. 自分は他の人よりもかなり恵まれているなと感謝できた場合
この場合、基準は人によってまちまちです。
雨風をしのげる屋根つきの建物に住めているだけで、そう思える人もいれば、
オリンピックの金メダルを獲得して、そう思える人もいることでしょう。
どちらにしても共通のことは、今の自分の人生のあり方に感謝できたということです。
簡単に言ってしまうと、「こういう人生で良かった嬉しいな」ということですね。
これはその人が、何に重きを置いているかによります。
人生で何を重視しているか、大事だと思っているか、それによって決まるので、
感謝しやすい人もいれば、なかなか感謝することが難しことを重視している人もいるでしょう。
きらびやかな世界、お金持ちの世界、才能の世界、豊かな世界の人たちを重視するよりも、
貧しい世界、紛争地域、汚染区域、犯罪多発地帯、そんな世界も存在することを理解することの方が、
この心境に達しやすいと言えるかもしれません。
自分がすでに、どれだけ素晴らしい世界に住めているかがわかるからでしょう。
6. 世間的にみんなに「幸せですね。」と言われる場合
これは多くの場合、結婚できた時や家族で仲良さそうな時、
または、ビジネスがうまくいってる時などが多いでしょう。
つまり本人が満足している様子がみんなに伝わってる時に、
周りはそう思うということです。
「充実してますね。」という表現でも合ってると思います。