「幸せ」についての相談」カテゴリーアーカイブ

Q:幸せになりたくてもなかなかなれません。どうしてなのでしょうか?

うみうみ うみうみ

A:

まず、幸せという状態がどんな状態なのかわかりますか?

「幸せ」と「楽」な状態は異なります。

「楽」と「快適」という状態も異なります。

 

自分が目指してる状態が、

「幸せ」なのか「楽」なのか「快適」なのかで、

注意点が異なるのです。

 

「楽」な状態とは・・・

負担が軽減されて軽くなった状態のことを意味します。

ただし、一時的なことが多いです。

 

「快適」な状態とは・・・

例えば、自分が背負ってたもの(責任など)を手放して楽になり、

それが持続することが約束された状態を言います。

 

では「幸せ」な状態とは・・・

幸せとは、実は「不幸」というコトバの意味がわからなくなることを言います。

なぜわからなくなるかというと、幸せを感じてる間は、不幸の感覚がないからです。

もちろん頭では意味を知ってますが、

南の島にいる時に、北極や南極のことなど気にならない状態に近いです。

 

ここで、幸せというものが、実はかなりハードルが高いものだと気づいて欲しいのです。

「通常人は、快適な状態になるだけで十分満足できるものです。」

快適になるだけなら簡単です。

自分の人生で負担になってるものを、

どうにかして責任放棄できないか考えるだけでいいのです。

 

つまり、自分の固定観念が、自分の人生を重くしてる場合がほとんどです。

真剣、深刻、責任、過酷、ハード、ブラック企業、

嫌な人間関係、親離れできない子離れできない親子関係、

などなど、固定観念の縛りが強いコトバや考え方というものが存在します。

 

それらに関係する内容を整理して、どうとらえ直したら良いのか、新しい切り口(発想)を持てると、

自分の重い感覚を変えることができます。

Q:「幸せ」ってそもそもどんなことを指すのでしょうか?(後編)

うみうみ うみうみ

A(後編):

「幸せ」というコトバには、はっきりした定義はなく、

なんとなく本人に取って良いことは、

なんでも幸せと捉えられる場合が多いと思います。

この質問の意図が、「人生で幸せになった状態とは?」

というニュアンスであれば、こんなケースが考えられます。

 

「人生で幸せになる6つの場合(前編4 〜6 まで)」

4. 今までできなかった何かを達成できた場合

これは正確に言うと、「充実感」というものにあたります。

この充実した感覚を「幸せ」と捉えている人もいます。

もちろんとくに問題はありません。

 

充実感は、不可能が可能になった!と思えるほどの喜びがあります。

もう過去の自分ではない、新しい自分に生まれ変わったんだ嬉しいと思う人もいるでしょう。

ただし、これは持続性に乏しく、長続きしないのが特徴です。

なので次に達成したいこと、達成すべきことを見つけられないと、低迷期に入ります。

 

充実したい人と、幸せを味わいたい人の大きな違いは、本人のセルフイメージにあります。

 

充実したい人は、素の自分から目を背けたく、未来の変化した自分を見ています。

幸せを味わいたい人は、素の自分に満足しており、今の自分のままでもOKであり、

何が私を喜ばせてくれるのか探している状態です。

 

上記の説明は、一見同じように思えますが、

これはジュースを入れるグラスにヒビが入っている人と、入っていない人の違いです。

ジュースは喜べる出来事であり、グラスは本人自身を意味します。

 

両方の人は、同じようなことをしてたり目指してたりする場合が多いです。

しかし、その結果どんな感覚になるのか?に違いが生じます。

 

5. 自分は他の人よりもかなり恵まれているなと感謝できた場合

この場合、基準は人によってまちまちです。

雨風をしのげる屋根つきの建物に住めているだけで、そう思える人もいれば、

オリンピックの金メダルを獲得して、そう思える人もいることでしょう。

 

どちらにしても共通のことは、今の自分の人生のあり方に感謝できたということです。

簡単に言ってしまうと、「こういう人生で良かった嬉しいな」ということですね。

これはその人が、何に重きを置いているかによります。

 

人生で何を重視しているか、大事だと思っているか、それによって決まるので、

感謝しやすい人もいれば、なかなか感謝することが難しことを重視している人もいるでしょう。

 

きらびやかな世界、お金持ちの世界、才能の世界、豊かな世界の人たちを重視するよりも、

貧しい世界、紛争地域、汚染区域、犯罪多発地帯、そんな世界も存在することを理解することの方が、

この心境に達しやすいと言えるかもしれません。

自分がすでに、どれだけ素晴らしい世界に住めているかがわかるからでしょう。

 

6. 世間的にみんなに「幸せですね。」と言われる場合

これは多くの場合、結婚できた時や家族で仲良さそうな時、

または、ビジネスがうまくいってる時などが多いでしょう。

 

つまり本人が満足している様子がみんなに伝わってる時に、

周りはそう思うということです。

 

「充実してますね。」という表現でも合ってると思います。

Q:「幸せ」ってそもそもどんなことを指すのでしょうか?(前編)

うみうみ うみうみ

A(前編):

「幸せ」というコトバには、はっきりした定義はなく、

なんとなく本人に取って良いことは、

なんでも幸せと捉えられる場合が多いと思います。

この質問の意図が、「人生で幸せになった状態とは?」

というニュアンスであれば、こんなケースが考えられます。

 

「人生で幸せになる6つの場合(前編1 〜3 まで)」

1. 「すでに幸せだったんだ」と気づく場合。

例えば、世間一般的な人たちの水準よりも、

自分のお金に余裕ができたら幸せだと思っていた人が、

「違う、かけがえないの友人たちに囲まれていることだ。」

「身内での絆が深まって感謝できた時のことだ。」

「健康で、好きな仕事に存分に打ち込めることだ。」

など、幸せの基準が変化して、これまでとは違うものに、

幸せという価値を見い出した時に、

「なんだ。私は幸せだったのか・・・」

と喜べる場合があります。

 

ただ、誤解しないで欲しいのは、

人生は、幸せになったらその瞬間に終了、

というわけではないということです。

(ハッピーエンドの映画は終了しますが・・・。)

 

つまり、幸せを実感したら、

「あ〜幸せになった。もう大丈夫だ。何もしなくてもOK」でなく、

次は「やりがい」とか「お金の余裕」とか「健康」とか、

違うものを目指し始めることの方が、普通の人生というものです。

 

幸せになったら終了、と思いたい場合もあります。

それは人生がしんどい場合で、何かから逃れるために、がんばっていると、

南の島に住めて終了、お金持ちになって終了、幸せな結婚や家族になって終了、

ということを求める気持ちが強くなります。

 

その場合は、子供の時の価値観を思い出すと良いと思います。

子供は無邪気に、次々に面白いことを見つけて探究していきます。終わりがありません。

大人になると、自分に限界をつくってしまい、狭い世界に自分を閉じ込めてしまうのです。

実際には、もっと広い楽で可能性に満ちた世界が存在することでしょう。

 

2. 幸せとはこういうことか、と理解する場合。

自分は今まで幸せになりたいと言いながら、

「安全」になりたいだけだった。というような感じで、

別のコトバの意味を「幸せ」ということだと思い込んでいる場合です。

 

危険から逃れて安全な場所に来れた。

「あ〜良かった。幸せ。もう大丈夫」と言う感じで使われます。

 

このことに気付き、

幸せには、もっと違う楽しさ、嬉しさ、喜びなどがあるんだ!

と理解したときがこのケースです。

 

3. たくさんの人とつながれた場合。

例えば、自分の活躍が多くの人に認められて、

今まで会えなかったような種類の人や、

考えられないくらいたくさんの自分のファンができたりなど、

友人が一気に増えたような感覚になる場合です。

 

通常の場合人は、初対面の人に会うのは

緊張すると思ってるものだと思いますが、

この幸せになった人は、この人も実は私のファンなのではないか?

と前向きに捉えてしまう所から始まり、

「人に会う=未知の自分のファンに会える」

そんな状態になることを意味します。

後編(④〜⑥)に続きます。